サンポートホール高松

全席指定／一般4,000円、友の会3,600円
　　　　　学生2,000円（小学生から高校生）

終了いたしました。ご来場ありがとうございました。

個性派俳優として映画、ドラマ、舞台にと引っ張りだこの西村雅彦と、今や国内のみならず世界的に活動し、日本でもっとも活発なオーケストラの一つとして多くのファンを持つオーケストラ・アンサンブル金沢のメンバーによるステージ。
西村雅彦の、時に笑いを誘い、時にシリアスな一人語りに、弦楽四重奏が紡ぎだす美しい音楽が重なり、ベートーヴェンの謎解き物語の世界へ惹きこみます。

第1部　ベートーヴェンと三人の女たち
ベートーヴェンが遺した「不滅の恋人」への手紙。そこには宛名が記されていない。彼にとって、不滅の恋人とは誰だったのか。そもそも実在する女性だったのか、はたまたベートーヴェンの妄想だったのか...。初恋の相手エレオノーレ、初めて結婚を申し込んだジュリエッタ、人妻ヨゼフィーネとの情熱の恋。ベートーヴェンの生涯を彩った三人の女たちとのエピソードや彼女らに宛てたラブレターの朗読とともに、ベートーヴェンの傑作をおくるロマンティックな音楽物語。
第2部　カルテットーーーク！
様々な国・時代の弦楽四重奏曲の傑作を集め、カルテットメンバーと西村雅彦による楽しいトークを交えておくる。第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、それぞれの奏者の知られざる素顔に西村が迫る。

★『ベートーヴェンと不滅の恋人日記』
ベートーヴェンの意外なエピソードや、舞台裏の話題を掲載しています！

★公演がもっと楽しくなる♪
「サンポートホール通信 季刊シャ・ラ・ラ」vol.45はこちら
　「ベートーヴェンと三人の女たち」掲載

★この公演は『託児サービス』（有料）が利用できます。

構成／新井鷗子　Ohko Arai
東京藝術大学楽理科卒業および作曲科卒業。1998年NHK「わがままオーケストラ」の構成で国際エミー賞入選。読響、新日本フィル、東京フィル、仙台フィル、札幌響などのコンサートの構成、「読響シンフォニックライブ」「題名のない音楽会」「東急ジルベスター・コンサート」などの音楽番組の構成を担当。「ペール・ギュント」「くるみ割り人形」などの音楽物語、オペラやミュージカルの脚本を手がける。著書に「Aが響く前に」、詩集「扉」「あたらしい教科書・音楽」（共著）、「携帯で聴けるクラシックの名旋律」などがある。東京藝術大学非常勤講師、洗足学園音楽大学客員教授。

西村雅彦（俳優）
Masahiko Nishimura
富山県生まれ。映画「マルタイの女」(97年)「ラヂオの時間」(97年)で、第40回ブルーリボン賞最優秀助演男優賞、第21回日本アカデミー賞最優秀助演男優賞など数々の映画賞に輝く。近年の代表作として映画「東京家族」「草原の椅子」「風立ちぬ」舞台「ナンシー」「90ミニッツ」「ブラザーブラザー」などがある。2014年には本木克英監督「超高速！参勤交代」が公開され大ヒットとなる。2003年、オーケストラ・アンサンブル金沢定期公演に参加。プロコフィエフの音楽物語「ピーターとおおかみ」で語り手を務めた。また、2012年より舞台表現企画として60歳以上の方を対象にした“文化祭”や、高校生・大学生などを中心にラジオドラマを創るなどプロデュース活動にも意欲的に取り組んでいる。

オーケストラ・アンサンブル金沢
Orchestra Ensemble Kanazawa
1988年、故岩城宏之が創設音楽監督を務め、多くの外国人を含む40名からなる日本最初のプロの室内オーケストラとして石川県と金沢市が設立。金沢駅に隣接する石川県音楽堂を本拠地とし、定期公演、海外公演など年間約110公演を行う。設立時よりコンポーザー・イン・レジデンス（現コンポーザー・オブ・イヤー）制を実施。ジュニアの指導、伝統芸能との共同制作など育成・普及活動にも積極的に取り組む。メジャーレーベルより90枚を超えるCDを発売。2007年、井上道義を音楽監督に迎え、新たな活動を展開。2008年より「ラ・フォル・ジュネ金沢」音楽祭の中心的役割を担っている。
◆弦楽四重奏団
第1ヴァイオリン／松井 直（OEKコンサートマスター）
第2ヴァイオリン／上島 淳子
ヴィオラ／石黒 靖典（OEKヴィオラ副首席奏者）
チェロ／大澤 明（OEKチェロ副首席奏者）

サンポートホール高松 1階 プレイガイド
TEL087-825-5008（9：00～18：30年末年始・臨時休館日以外無休）

◆ベートーヴェンと不滅の恋人日記

●2014.12.16　Happy Birthday！ Beethoven
●2014.12.27　新年への想いをこめて


【2014.12.27】
あっという間にクリスマスも過ぎ、気が付くともう年末ですね。みなさんのところにサンタさんは来ましたか？大人になると、『心』にサンタさんが来るそうですよ。例えば、誰かにちょっと親切にした後のほっこりした気持ち。親切にしてもらった人も、自分も嬉しい、それが心のサンタさんなんだそうです。
なんだか、ベートーヴェンの話からそれていますが…。ベートーヴェンのお話は、年明けに続きます。
そして、ホールが発行している季刊誌「シャララ」最新号Vol.45が完成しました！「ベートーヴェンと三人の女たちの」の記事はもちろん、2015年6月に予定しているオペラ「フィガロの結婚」や、WEBチケットの取り扱いスタートのお知らせなど、新年の幕開けにふさわしい内容となっています。こちらもぜひご覧ください。

サンポートホール高松が開館して10周年の節目の年、2014年が間もなく終わります。これからの新たな10年のスタートとなる2015年。一人でも多くのお客様にご来場いただけるよう、スタッフ一同頑張ってまいります。
2015年がみなさんにとって素晴らしい年になりますように。
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【2014.12.16】
オペラ「扇の的」で好評だった（らしい）制作日記。今回の公演でもつづっていきたいと思います。不定期の更新になりますが時々のぞいて見てください♪
さて、今日12月16日はベートーヴェンの誕生日と言われています。実は、彼の誕生日はっきりとわかっていません。1770年12月17日に誕生の洗礼を受けたという記録しか残っておらず、当時は誕生日の翌日に洗礼を受ける慣習があったことから、12月16日を推定誕生日としているそうです。
実はこの日に合わせてスタートしようと密かに計画し、いろいろとネタ帳にメモる日々… ( ..)φメモメモ
初日は、ベートーヴェンの生い立ちを少しご紹介します。

ベートーヴェンは、今から244年前、1770年12月16日に現在のドイツ・ボンに生まれました。祖父ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン、父ヨハンはともに当時の宮廷歌手で、祖父は後に楽長となります。しかし、宮廷歌手として大成功した祖父に頼りきりだった父ヨハンはお酒に溺れ、歌手として名声を得ることはありませんでした。
1773年に祖父が亡くなると、家族は生活に困るように…。そこで父ヨハンは自分は働かずに、音楽の才能があったベートーヴェンで一稼ぎしようと、音楽のスパルタ教育を開始します。この父親の発想は、当時天才音楽家として名をはせていたヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの活躍にヒントを得たものでした。
父ヨハンから虐待レベルの苛烈なスパルタ教育を受けたベートーヴェン。あまりの厳しさに、音楽に対して嫌悪感を抱く時期もあったようです。しかし、彼は音楽一家のDNAをしっかりと受け継いで、見事に父親の期待に応えることとなりました。（続く）
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